「高輪結び大師を知る」

仏さまと人
人と人を「結ぶ」場所

  • 「高野山東京別院について」

    高野山真言宗 総本山金剛峯寺の別院です。 慶長年間、高野山の宝門・寿門の学侶方の在番所として開創され、延宝元年(1673年)「高野山江戸在番所高野寺」として建立されました。 幕府と宗務全般の交渉、および幕府の諸通達を全国の古儀真言寺院に達する触頭(ふれがしら)の責務を担いました。 高野山から重役方が交代で参勤し、学侶教修の道場、大師信仰の実践の場として重要な役割を果たしました。明治に入って在番所の廃止に伴い、葛飾牛島の長壽寺の名蹟を移して寺蹟を継承し、昭和2年「高野山東京別院」と改称しました。 住職は、総本山金剛峯寺座主が兼摂し、主監を任命して、東京別院の経営と東京における本山ならびに宗団の教務を処弁しています。 また、東京別院は、首都圏における「大師信仰」の教化の拠点であり、壇信徒のみならず、 広く人々の心の拠り所として歴史を刻んでいます。

  • 「高輪結び大師とは」

    高輪結び大師とは、元々「高輪」は「高縄」と表記し、江戸の入り口として魔が入ってこないよう結界としての役割を持ち、「縄」は様々なものを結ぶように、仏と人、人と人など、多様な御縁を結んでいただける弘法大師様です。縁結びのお寺である高野山東京別院には、御縁を求め老若男女問わず様々な人が訪れています。

  • 真言宗の開祖【弘法大師(空海)】

    弘法大師(空海) 【法号:遍照金剛(へんじょうこんごう)774~835年】真言宗の開祖。讃岐国多度郡屏風浦(現在の香川県善通寺)で生誕。 804年31歳で唐(中国)に渡り、恵果阿闍梨より真言密教を灌頂される。 816年紀伊の国(和歌山県)真言密教の根本道場として高野山を開創。